はたらくジャニオタ 2
「こんな事言うのは大変失礼ですが、こなさんは営業に向いていると思いますよ。
安易に事務職を選ばれると、きっと後悔されるのではないかと。」
グサッときた。とある転職エージェントから言われた言葉なんですが、グサッと。
先日2社ほど面接を受けてきました。書類選考がとんとんと進み、問題なく面接へ。
十分受かる可能性があると感じた会社だったんですが、受けた後、いや受けている最中から内心ビビッて仕方なかった。
今の職は営業だ。休みが安定しない、法人営業のような個人営業のような営業マン。せっかく転職しても「営業」じゃまた同じ事になるんじゃないか。すごく怖い。えっ、次回面接の話すぐ出たけどダメだ辞退しよう…。そしてやっぱり事務職にしよう。定時上がりで土日休みの所探しなおそう…。そんな事をエージェントに伝えた時に見出しの言葉をかけられた。
この対応は人によって良いか悪いか分かれる話だと思うけれど、私は「そうだよねぇ」と思わざるを得なかった。だって安易に逃げてるもんね()。
今の職場を辞めようと決心した理由はワークライフバランスの見直しと、ありがちな人間関係問題なのだから、営業から逃げる必要は無いはずだ。営業職自体は嫌いじゃないし。冷静になって転職理由考え直さないとね。内定は遠いかな。
この方のブログを読んでことさらにぐっときた。そうですよねってものすごく頷いた。ヒーローですよねって。
ちょっと話は変わりますが私は頭の緩いファンで、熱心に応援しているファンの方々から見たら石を投げられそうな考え方をしていることが多い。
その最たるものとして、戸塚さんは私にとって鏡だと思っている事が挙げられる。見た目とかそういう話じゃないので許してほしい。
戸塚さん、生き方が不器用だなあと思う。もっと楽に、楽しく、するすると抜けて行けるだけの能力が彼にはあるはずなのだ。というかある。笑顔も、柔らかな物腰も、彼にとっての武器のはずだ。
もっとテキトーに生きていてもおかしくないのに、彼は常に何かにぶち当たっている。ある時は壁の前に座り込んで悶々と考えているし、ある時はギター弾いて歌ったりしているし、突然走り出してぶち壊しもする。なんでだろう。
訳わかんないけど、分かる。
考えてると思えば次の瞬間走り出している事はままある。興味がない事にはとことん興味がない。似ているような気がする。
戸塚さんは逃げない。どんなに不恰好でも全力ぶつかっていく。
でも私は逃げる。なんとなく逃げて、すり抜けて、居心地のいい場所に落ち着いてきた。
比べられたものではないけれど、自分が情けなくなった。
あがきもせずにただ漠然と逃げようとしている。全力でもない。しんどいから辞めよう、それだけ。*1
…逃げるなら、全力で逃げてみたらいいのでは。
頭の中の戸塚さんが言っている。…気がする。*2
あの日、坊主にした戸塚さんの思いはきっと私達の目に触れることはないけれど、キレイさっぱりお別れしようと決心した彼の心は、かえって見習うべきなのかも知れない。*3
あがく戸塚さんは綺麗だ。現すなら以下の文章だろう。
"人間というのは、眩しい時と笑う時に、似た表情になるんだな"
出典 死神の精度 (文春文庫)
本を読む、映画を見る、歌う、踊る、言葉を紡ぐ。戸塚さんは全部全力だ。A.B.C-Zの全員が全力なのだ。
全力で、考えてみようかな。
A!B!C!からのZ!全力!
A!B!C!からの全身全霊!*4
またね。